故初代竹谷聰進師は「心でいかなることを考えても過悪や陰徳にならないのであります。」と言われました。ご先祖様への感謝の心を物(墓・仏壇)や、行いや、言葉を表に出して形にしなければ、それは感謝の心が無いのと同じです。
故二代目竹谷聰進師は「形を正しく作られたなら心もチャンとついていくようにしてください」といわれました。心が伴わなければ形式だけの供養になります。
ご先祖様への報恩感謝に、感謝の心を竹谷式吉相墓で形にし、感謝の心で供養しましょう。
ご先祖様への報恩感謝に、石塔に霊名(戒名・法名)を刻入してお祀りします。石塔はご先祖様の霊が成仏する為に建てる供養塔です。戒名・法名でなければ仏門に入った形ではなく、成仏しない形です。
霊標は過去帳と同じ記録であり、ご先祖様を祀っているとは見なしません。
何々家の墓は家が死んで祀られた形で、ご先祖様の為の供養塔ではありません。
代々の石塔の向って右に夫、左に妻をお祀りし、代々夫婦が揃う相にし、よく供養し菩提を弔います。
正面上部に仏の種子を彫り、仏のもとで成仏していく相にします。三十三回忌以後、相続の状態・代替わりを判断して五輪塔に祀り上げます。ご相談にお越し下さい。
○夫婦別々の石塔…夫婦が永く同棲できない、または後家となるか良い男子が生れません。
「三十三年、稀には四十九年五十年の忌辰に、とぶらい上げまたは問いきりと称して最終の法事を営む。その日をもって人は先祖になるというのである。」
(先祖の話 民俗学者 柳田國男)
代々、子が親に養育を感謝して報恩に石塔を建立し、供養することにより徳を相続して、ご先祖様の加護により繁栄し、さらに次の相続が求められて子孫が続く形です。
祭祀供養しなければ父母・先祖を捨てたことになり、子孫の運命が安定せず。本尊が替わる宗教替えや宗旨替えもその連続が断ち切られ、子孫の運命が安定しません。
墓地全面に石塔を建てずに、余地を空けておいて、未来(子孫)のための空間を置き子孫の繁栄を願います。
○一基も建てる余地がないと…転宅するか長男がないか、死亡する。長男が遠方へ行けば吉。
五輪塔の軸の正面の右が上座になり、一番古いご先祖様をお祀りし、その左に順々にお祀りします。
子供などの逆死者は右面にお祀りします。
○乱雑に墓石を建立してあると…家庭内に問題がたえない、または未婚者や、後家、女天下、離婚による厄介者など。
○女名の墓石が右端(上座)にあると…後家、または女天下または女の剛情者。
成功者になると大きく立派な石塔を建てようとする人が多いですが自分一代で成功したと思うのは間違いです、数々のご先祖様の徳により今日の成功を見たのです。
ご先祖様に感謝して、代々同じ大きさで建立します。
○三代続けて先祖の石塔より大きくしていくと…財産が減ります、または移転します、または怪我人、変死があります。
「吉相墓」は、「親の墓(父母の石塔)」は子が建てるように設計されており、墓自体はつねに後継者を、要求しているのです。そして、家庭がいつまでも統くことを願って建てられます。
人は両親のもとに生まれ、そして子・孫が生まれて歴史を綴っていきます。私たちの家庭も、「先祖という根」のもとにいまの私たちがあり、明日の子・孫たちがあります。墓はつねに後継者を求める形が「最高の形」だといえるでしょう。
大切なことは、人が死んで残るのは骨ではなくて法名・戒名であること、霊魂不滅と言って仏の霊はいつまでも残るということです。
「吉相墓」は、こうした考え方を重んじて、骨を早く自然の土に還るようにし、石塔に戒名を刻入して、「ご先祖の霊」を祀ります。
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