株式会社德風會・祭祀研究所 代表取締役社長 竹谷泰則
「吉相墓」は、代を継がずに亡くなった逆死と未婚や出戻りの家族は、向かって右手前の逆位にお祀りします。夫婦墓は代々相続が続く事を願い、順位に代々建立しますが。逆縁(逆死)は悲運が繰り返さない事を願い、逆位に建立します。
昔の元服の年齢をもって成人したとして、十五歳以上は大人として扱い、そして男女を別々にお祀りします。 男性の場合は像を使わず、夫婦墓より小さくした、三段石の普通の石塔にします。家の宗教宗派に合った種子を彫り、大人の位号の戒名で刻入します。
仏教の家庭では、十五歳以上の女性の逆縁墓に観音菩薩像を建立します。母親に代わって、慈悲深い観音菩薩に見守られ、救われて成仏するために、観音菩薩像をお祀りし、その向かって右面に戒名を刻入します。
夫が妻の石塔を建てる時は、観音菩薩像を逆位に建立する。夫が亡くなった時に、その夫婦の相続者が、夫婦墓の石塔を順位に建立します