株式会社德風會・祭祀研究所 代表取締役社長 竹谷泰則
「吉相墓」は、樹木を墓所の枠内に植えない。家系を樹木に例えるが枠内に木を植えることは厳禁です。木の標や切り花はかまわないが、生命力が強い生木(なまき)が根を張るのは良くないのです。墓所は庭園ではありません。
寺院墓所として、その外郭に防火防風林として植えるのは差し支えありませんが、各家庭の所有の墓所の枠石内に、木を植える事は良くありません。
樹木を植えますと、財運や家族の健康に不安がありす。樹木が育って幹が太くなるほど、財産を損ねます。
太陽の光が遮られて木の陰が出来るので、陽の気を受ける事が少なくなり、健康に不安があります。木が大きくて墓の上にかぶさったり、そこから雨の滴が石塔にかかると健康に良くありません。
ご先祖様を楽しませるつもりで、桜・椿などの花が咲く木を植えたり、橙(だいだい)・柿などの果物がなる木を植えている人もいますが、この様な家は必ず衰えていきます。
特に果実がなる木があると、身体に障害がある者が生まれます。また、鳥や虫が実を求めて、墓所を汚す事も良くありませんし、木の実や種や落ち葉、または、鳥のフンなどの汚物が、石塔の頭にあると頭痛などの心配があります。